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第4回 例会の御案内

とき : 11月7日(水) 18:00~20:00
ところ : 鹿児島国際大学 5号館 (福祉社会学部)3階 第2共同研究室 
      
報告者: 芝田 淳(NPO法人やどかりサポート鹿児島理事長/ なのはな法務事務所所長)
報告: 「貧困に取り組み始めた法律家」~ホームレス問題を起点として~

報告要旨

題:「貧困に取り組み始めた法律家」
  ~ホームレス問題を起点として~

1 法律家の不在

 ・法律家がもっとも必要とされている「路上」に法律家がいない
   法的アクセス権
   司法過疎
   法テラス
 ・だから,法律家はアウトリーチが必要
   机上から路上へ
   都市部での動き…巡回相談
   ホームレス法的支援交流会
 
 (ここで,路上での体験,おにぎりを握る司法書士,生保申請の失敗など)

2 (他方,「机上」においても変化が)法律家に対するニーズの変化

 ・切り取られた法律問題からその人の人生がかかった相談への変化
   典型は多重債務問題
 ・貧困問題へ
   ホームレス問題に取り組んでいた法律家たちが中心となって貧困問題への取り
組みが始まった
   (見える「ホームレス」⇒見えない「貧困」の発見)
   多重債務問題に取り組んできた法律家たちが貧困問題に目覚めた
   (多重債務問題の根本的解決を目指して)

3 福祉・ソーシャルワークとの出会い

 ・多重債務問題の処理←→ケースワーク
 ・多重債務当事者の会←→グループワーク
 ・相談会の実施,相談機関の設立←→ソーシャルオーガナイゼーション
 ・法律家は必然的に福祉の視点を持たざるを得ない状況に
 ・法律家は必然的に様々な社会資源とつながりを持つ必要がある状況に(ネット
ワーク)

4 今後の法律家のあり方(個人的見解)
(★2と3を通じて そこに「事件」があるわけではない。単なる状態としての「貧
困」。こうした単なる状態の問題に法律家が取り組むというのは大きな変化。)

 ・必要なところに出向く姿勢(アウトリーチ)
 ・顧客に「寄り添う」姿勢(ケースワーク)
 ・社会資源としての自覚・社会資源とのつながり(ネットワーク)

5 連帯

 ・生活保護基準の削減の動き
 ・反貧困ネットワーク
 ・生活保護支援九州ネットワーク・生活保護問題対策全国会議
 ・法律家だけではなく,学者・福祉専門職・行政職員・マスコミ等が連帯
 ・鹿児島ならではムーブメントを起こしたい

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司法書士法人なのはな法務事務所
鹿児島事務所
司法書士芝田淳
〒892-0842
鹿児島市東千石町4番33号
フィオーレ東千石902号
TEL:099-814-8088
FAX:099-814-8089
nanohana@siren.ocn.ne.jp

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by hinkon-kenkyu | 2007-10-28 07:45 | 第4回 例会の御案内  

投稿 「あうん」と山谷の訪問記       堀田哲一郎

 10月20日の講演会・シンポジウム終了後、その足で東京出張に出向き、合間にパンフレットで紹介された荒川区東日暮里の「あうん」(http://www.awn-net.com)を訪問しました。リサイクルショップで携帯用のDVDプレイヤーを買い、店舗管理者の方に頼み込んで、旧山谷地区のドヤ街を案内していただいきました。行く道でその方の経歴も聞かされました。「あうん」では、一番古くからいる岩本さんという方で、飯場勤め等、いろいろな経験を経て、ここの支援者になったということでした。
まず、台東区と荒川区の境目に位置する泪橋交差点側に寄り、昔ながらの窓の塞がれた簡易宿泊所を見せられました。逃げられないようにとのことのようです。次に日雇い労働者の就職相談や余暇の場である城北労働・福祉センター(http://homepage3.nifty.com/johoku/)の前を通りました。たむろする人々の風貌は、漫画『カマやん』の登場人物によく似ていました。山谷労働者福祉会館(http://www.jca.apc.org/nojukusha/san-ya/)の前の炊き出しに使用する赤く錆び付いたドラム缶や、最近の新装の簡易宿泊所も見せられました。
アーケード街の天井を指して、労働者たちが、子どもにおもちゃを買いにくるときはお客さんとして歓迎するが、雨の日に野宿している者には容赦なく天井を開け、濡れっぱなしにさせる酷い仕打ちをする、と説明されました。近くの炊き出し会場である玉姫公園(http://www.asahi-net.or.jp/~EA8T-MCD/kaihou5.htm)の前も通りました。青いグラウンドシートのテントも見られましたが、ここで野宿ができるのは、警察とも渡り合える強者でないとできないということでした。隅田公園にて下車し、川縁まで歩きました。そこは月例医療相談会の会場でもあるということでした。川縁は煉瓦できれいに舗装されていましたが、かつてはやはりホームレスの人たちが寝泊まりしていて、国土交通省の職員が一斉立ち退きをさせたことがあったということです。ただし私が見たところ、川縁という場所は洪水の被害も甚大であり、居住には適していないのではないかと感じました。そのことを岩本さんに言うと、いい視点だね、と言っていただきました。
町中に交番が多く存在し、暴動鎮圧の重要拠点にも位置づけられたということでした。帰りはJR日暮里駅まで送っていただき、駅近くは昔「青線」地帯だっという説明もありました。とても丁寧に説明していただき、大変よい経験になりました。
ついでに「もやい」の事務所にも行ってみましたが、こちらは残念ながらお休みでした。場所だけはわかりましたので、また機会があったら行ってみたいものです。
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by hinkon-kenkyu | 2007-10-25 13:31 | 投稿 堀田哲一郎